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銅板制作の現場から!井出先生をご紹介します!

皆さん、こんにちは。 メグラスガーデン ナゴヤ ガーデンオブジェ愛知芸大 プロジェクトチームオブジェデザイナー並木久矩なみきひさのりです。
今回は、ガーデンオブジェを共同で制作をしている井出創太郎いでそうたろう先生をご紹介します!

井出創太郎いでそうたろう先生は、愛知芸大の油画専攻の教授です。
専門は腐蝕銅版画で、腐蝕の重なり合いを主な表現方法とし、場に宿っている人の記憶や気配を読み解き、作品をさまざまな形式に当てはめていくことで、その場に寄り添わせることを制作の中心とされています。

piacer d'amor bush<渡部家 玄関の間>
井出創太郎「渡部家住宅その光と記憶」展(国指定重要文化財渡部家住宅/愛媛/2006)
撮影:北村徹

今回の作品では、所々にちょっとした会話のような文字が刻まれており、鑑賞者と作品、そして我々制作者が自然と関われるような形態をとっています。そして、その文字が刻まれる銅板の制作井出先生にご担当していただいています。(刻まれる文字の詳細は、また別の機会にご紹介したいと考えています!)
文字の他にも、腐蝕液を使用し表面に繊細な模様が浮き上がるような加工も施す予定です。

井出先生(左)との「打ち合わせ」風景

企画当初から、「循環」といったテーマの他に「時間」というものもあり、屋外彫刻で銅板を使うことで「時間」を目に見える形で表現できるのではないかと考え、井出先生にご相談したところ、制作も快く引き受けていただきました。
 
作品と、周りの植物や海・建物などの環境との在り方など、数多くの作品を手がける井出先生のアドバイスをいただきながら制作が進みます。

最終的に、私が制作しているステンレスと、井出先生の銅板の合体する日が待ち遠しいです!ぜひ、ご期待ください。